季節ごとのウォーキング注意点

日本には美しい四季があります。
この自然の移り変わりを感じることを楽しみに、ウォーキングをしている方も多いのではないでしょうか。
春や秋はウォーキングに最適の季節ですが、暑い夏や寒い冬は少し注意が必要です。

暑い夏のウォーキング注意点

暑い日のウォーキングは、熱中症や熱射病などになりやすいので、注意が必要です。
気温が高くなるだけで心拍数は上がります。帽子や 長袖シャツで直射日光をさえぎる、歩くペースを落とす、歩く時間を短くするなど、体を守る対策を考えましょう。
歩く時間帯も気温の上がらない早朝や夕方にし、できるだけ緑の多い場所を選ぶようにします。
気温28℃湿度70%を超えると、体内の深部体温(直腸温)が上がりすぎ、発刊のためだけにエネルギーが大量に必要となります。
加えて、湿度が高いと汗が気化しにくいため、体をうまく冷やすことができません。
体内に大量の熱がたまり、熱中症を起こしやすくなります。

 

気温28℃湿度70%を超えたら、ウォーキングはしないほうが安全です。
もし、イベント参加などでウォーキングを行う必要があるときは、深部体温の上昇を抑えるために、冷たいドリンクを定期的に補給するようにしましょう。
体の表面が汗で濡れたままの状態でも、皮膚の発汗機能は低下し、やはり体内温度が上がりすぎ、体は危険な状態に陥ります。
マラソン選手が吸汗性の高いタオルをパンツにはさんで走っているのは、汗をこまめに拭いて、こうした状態を防ぐことが目的なのです。

寒い冬のウォーキング注意点

人間の体は、外気温が低くなってくると、重要な臓器を保護しようとして、体の表面の血液が体の中心部 に集まってきます。そのため、末端の指先や皮膚表面の血流が減っているので、歩き始めは体の末端が冷え ていて、指先の感覚が失われているときがあります。
そんなときは手袋が重宝します。 駅伝選手も、ランニングシャツ1枚にもかかわらず、「手袋を着用するだけで体全体が温かくなってくる」 と言います。もちろん、長袖やウィンドブレーカーなどの防寒対策も必要ですが、長袖Tシャツだけでなく、毛糸の帽子や手袋を着用すれば、温かさを保つことができます。
風の強い日などは、ウィンドブレーカーを身につけたほうがいいでしよう。風は予想以上に体温を奪います。風が強いときは、歩いても走っても、いっこうに体が温まってこないのは、そのためです。
体温をある程度させないと、脂肪を燃やす効果的な全身運動にはなりません。運動で体温をい0.5℃〜1.0℃上昇させると、 脂肪分解酵素のリパーゼが活性化します。運動効果を上げて、脂肪を燃焼させるためにも、短時間で体が温まるよう、防寒対策を心がけましよう。最近は、体温の上昇を促進させるものや、上昇した体温の保温効果を高めるアンダーウェアも売り出されていますので上手に利用してください。
最初は筋肉が動きにくい状態 っていますので、ウォーミングアップを兼ねてくりと歩き始めるようにしましよう。
ウォーキングが日課になったら、季節の変化を体で感じるためにも、定番コースをつくっておきましょう。
こうした自然の変化に目を向けられる余裕が大切です。

空腹時の30分ウォークがおすすめ

30分程度の、メタボ解消ウォーキングを行うなら、血糖値の下がっている時。
これが脂肪を効率よく燃やすベストのタイミングです。
わかりやすく言えば、食事前の空腹時。
ここでウォーキングをすると、本来エネルギーとなるはずの血液中のブドウ糖が少ないため、脂肪が効率よくエネルギーに回って燃焼します。
体脂肪や内臓脂肪を減少させるには、非常に効果的です。
ただし、体にかかる負荷が強すぎると、人間の体は脂肪ではなく、糖をエネルギー源として使ってしまうため、低血糖症などに陥る危険性があります。
速すぎないスピード(時速6〜7km)と継続時間をしっかり守るようにしましょう。
早朝ウォーキングも脂肪燃焼効果が高いことがわかっています。
ただし、寝ている間に汗や呼吸によって体内の水分が減って、血液の粘性が高まっています。
十分に水分をとってからゆっくりと歩き始めるようにしましょう。
長い距離や60分以上歩く時は食後2時間半ほど経過したタイミングがおすすめです。
胃腸の消化吸収が終り、血糖値が高くなっているときなので、低血糖症に陥る危険も避けられます。
なお、食事直後のウォーキングは、消化吸収という内臓の大切な働きが妨げられる可能性が高いので、おすすめできません。